片山晋呉が逆転賞金王へ!「一度あることは二度ある」
2009/11/26 18:12
国内男子ツアー「カシオワールドオープン」が高知県のkochi黒潮カントリークラブで開幕。初日に6アンダーをマークし、単独2位に立った片山晋呉が、ご機嫌モードでクラブハウスに引き上げてきた。
「初日の感想としては、良いスタートを切ったと思います。先週からパッティングが良いので、今日も決めるべきところでよく入ってくれました」と笑顔で話す。10番からスタートした片山は、4mのバーディパットを沈めると、続く11番パー3はチップインバーディ。その後、14番、7番とショットが良く1mにつけてバーディを奪ったかと思えば、2番では10mのロングパットも決めてきた。
「いままで賞金王争いのことは考えてきませんでしたが、今週、来週と優勝にこだわります。ミラクルというか、三つ巴にはしますよ。一度やっていますから、『一度あることは二度ある』ですね」。現在、片山の獲得賞金は1億743万円で、首位の石川遼とは5,430万円の差が開いている。しかし、今週と来週で2週連続優勝することがあれば、8,000万円が加算され、土壇場での逆転劇も不可能ではない。
片山は2000年にシーズン終盤の4試合で3勝を挙げ、大逆転で賞金王に輝いた経験がある。「一回やっていないと、さすがに言えないけどね。一回やっていますからね。出来るんだと思ってやります」と、最後まで諦めずに自分を信じて戦う覚悟を決めた。今週、片山が優勝を果たすと、勢いという意味でも展開は分からなくなりそうだ。