2023年 日本ツアー選手権

後半“オールパー”に胸を張る 中島啓太が「メジャーのマネジメント」でノーボギー

2023/06/01 20:04
前週はプレーオフ惜敗の2位だった

◇国内メジャー◇BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 初日(1日)◇宍戸ヒルズCC西コース(茨城)◇7430yd(パー71)◇曇り(観衆2215人)

充実感は、4バーディを重ねた前半9ホールを上回るかもしれない。中島啓太は9個のパーを並べた後半に「オールパーでしたけど、すごくいい内容だったと思う。メジャーをプレーするマネジメントというか、いかにパーを重ねていくかが大事」とうなずいた。

ラフからパーを積み重ねるプランを完遂

初日のフェアウェイキープ率35.71%(5/14)はフィールド91位ながら、パーオン率72.22%(13/18)は同8位の数字。プラン通りの戦い方だった。「このコースは、絶対に打っちゃいけないところを逃げたら、ラフをOKにしないと、やっていけなくなってしまう。ある程度ラフに入ってもいいという感じで打っていますし、実際にラフを向いてティショットを打っているところもありました」

会心のノーボギー

難関のパー4となる17番は、過去2度のOBを打ったホール。ティイングエリアに立ってフェアウェイを見たとき、どうしても右のカート道に目線が向く気持ち悪さをぬぐい切れていないという。左ラフに入れたティショットは想定内。風で思ったよりも落とされたセカンドも池に落ちずに残ってパーを拾った。

3打差の首位を追う

アマ時代からよく知る金谷拓実米澤蓮が7アンダーで飛び出すリーダーボードを眺め、「初日ですし、爆発する選手もいるだろうと思っていた」と冷静そのもの。自分の決め事をしっかり守っての4アンダー3位発進には余力すら感じさせる。(茨城県笠間市/亀山泰宏)

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