「甘んじず上を目指していく」 石川遼は涙なき3年ぶりV
2022/11/13 16:09
◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 最終日(13日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7262yd(パー70)
2019年12月以来の優勝に涙はなかった。国内ツアー通算18勝目を挙げた石川遼は「これからも今の自分に甘んじず、上を目指していく気持ちが強い」と前を見据えた。
プレーオフを戦うのは、大槻智春に惜敗した9月の「ANAオープン」以来で、今季2度目。星野陸也とのプレーオフ2ホール目はティショットを右に大きく曲げたが、2打目を左サイドのラフまで出した。PWでの3打目はピン手前4mにつけて「パット勝負に持っていけた」
星野は先にバーディパットを外してパー止まり。石川は「狙った所に打てたパットだったが、最後まで入ったのを確信できなかった。信じられなかった」と勝利を決めたバーディパットを振り返った。
10年ぶり3回目の大会制覇となった今年は50回目の記念大会。入場料が無料となったこともあり、3日目には1万人を超えるギャラリーが詰めかけた。「涙が出そうになるくらい素晴らしい景色だと思った。もっともっと頑張らないといけないと思ってプレーした」
最後に「まだまだ健在か?」と問われ、「そう言われるように頑張ります」と笑みを浮かべた。