2022年 パナソニックオープン

河本力は“後輩プロ”中島啓太との同組にワクワク 1年前のリベンジへ

2022/09/21 20:18
まずは着実に予選通過を目指す

◇国内男子◇パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 事前(21日)◇小野東洋GC (兵庫)◇7113yd(パー72)

アマチュアとして出場した京都・城陽CCでの昨年大会、最後に優勝トロフィーを掲げたのは同じ日体大の後輩・中島啓太だった。1学年上の河本力は中島と並び1打差4位からスタートするも「78」と失速。「悔しかった。(今があるのは)この大会がきっかけと言っても過言ではないぐらい悔しい思いをした」。コースは違うが、今年はそのリベンジ戦でもある。

今年プロデビューした河本は8月「Sansan KBCオーガスタ」でツアー初優勝を遂げた。4月のプロデビュー戦「東建ホームメイトカップ」を7位で滑り出せたのが自信につながり、レギュラツアーと、下部ABEMAツアーとを行き来しながら経験値を積んできた結果だった。優勝後は予選落ち、5位、予選落ちとジェットコースターのような順位ではあるが、「調子は悪くない」と強調する。

河本力もプロになってこの大会に戻って来た

今週の会場は初めて回るコースで、開幕2日前にイン9ホール、前日にアウト9ホールを回って下見した。平均324.06ydでドライビングディスタンス部門で1位の河本にとっては日本国内のコースはどこも「狭い」が、今週は特に両サイドにOBゾーンが多く、1Wを握る回数は少なさそうだ。「しっかり頭を使っていかないと」とフル回転で臨む。

中島(と比嘉一貴)との同組は発表される前から予想していた。「同じ大学で一緒に頑張ってきたやつとプロになってこうして一緒にやれるのはうれしい。周りにいい影響が与えられればいいな」。久々の共演にワクワク感を見せつつ、「啓太がプロ転向する前に1勝挙げられてよかった…」と先輩としてのプライドもちょっぴり口にした。 (兵庫県小野市/石井操)

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