19歳・山下勝将が完全優勝で史上7人目のアマチュアV/男子下部
◇国内男子下部ABEMAツアー◇ダンロップフェニックストーナメントチャレンジ in ふくしま 最終日(3日)◇グランディ那須白河ゴルフクラブ(福島)◇6961yd(パー72)
単独首位で出たアマチュアの19歳・山下勝将(やました・まさゆき/近畿大)が、1イーグル5バーディ、1ボギーの「66」で回って通算17アンダーと伸ばし、初日から首位を守る完全優勝で、下部ツアー史上7人目となるアマチュア優勝を遂げた。山下は女子ツアーで活躍する山下美夢有の弟。
ハン・リーに通算15アンダーで並ばれて迎えた最終18番(パー5)の2打目。フェアウェイバンカーから残り258ydを3Wで打ち、1m弱につけてイーグルで締めた。「もともとは刻もうと思っていたが、H・リーさんが(最終18番の)イーグルで並んだと歓声がしてわかったので、狙うしかないなと思った」とスーパーショットで逃げ切った。
今大会の優勝で11月のレギュラーツアー「ダンロップフェニックストーナメント」の出場権を獲得して「出たいと思っていたのでうれしい」と笑顔。「いつも姉が活躍しているので『山下美夢有の弟』と言われることが多いが、全然嫌じゃなくて、いい刺激をもらっているので今後もきょうだいで頑張って行きたい」と話した。
ハンが2打差2位。「64」で回った玉城海伍(たまき・かいご)が通算14アンダー3位、「63」をマークした高野碧輝が、村上拓海と並んで通算13アンダー4位に入った。
丸山奨王(まるやま・しょーん)は通算5アンダー41位、賞金ランキングトップの嘉数光倫は通算4アンダー47位で3日間を終えた。
<下部ツアーでのアマチュア優勝達成者>
片山晋呉(1993年「水戸グリーンオープン」)
小平智(2010年「鳩山カントリークラブ・GMAチャレンジ」)
杉原大河(2019年「石川遼 everyone PROJECT Challenge Golf Tournament」)
河本力(2021年「TIチャレンジ in 東条の森」)
蝉川泰果(2022年「ジャパンクリエイトチャレンジ in 福岡雷山」)
高宮千聖(2022年「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP CHALLENGE in FUKUI」)
山下勝将(2022年「ダンロップフェニックストーナメントチャレンジ in ふくしま」)