3位タイの矢野東、渡米前に「良い結果を残したい」
2009/10/10 19:01
「キヤノンオープン」第2ラウンド、矢野東が3ストローク伸ばし、通算8アンダーの3位タイに浮上。首位に3打差で最終ラウンドを迎え、待望の今シーズン初勝利に向けて望みを繋いだ。
台風の影響により中止になった木曜日。トレーニング中に、自らのスイングが流れる昨年のゴルフ番組をたまたま目にした。
「去年のスイングを見て掴むものがあった」という矢野。「(調子が)良かった頃だなあ、と思って見ていた。あの頃は、全体的にスイングがコンパクトに感じた」。そのスイングを思い出すようにポイントを押さえながら練習を行い、「自分の中で良い感触がある」と、その効果が早くもスコアに結びついた。
先立つ目標もある。昨年は悩んだ末に参加を諦めた、米国PGAツアーの来季出場権をかけた最終予選会。今年は、11月18日から実施される2次予選会に出場する決意を固めた。「去年は、いろいろな事を考え過ぎた。心の準備ができていなかったと思う。行っておけばよかったと後悔しています」と、時間が経つにつれて後悔ばかりが募ったようだ。
「まずは、身を投じてみようと思います。行けば何とかなるだろう、という気持ちで。良い結果を残して(予選会へ)行ければ良いですね」。まずは、目前に迫った今シーズン初勝利へのチャンスを活かしたいところだ。