連日「65」の小田孔明 曲がらない秘密は“0.25インチ”

◇国内男子◇ゴルフパートナーPRO-AM トーナメント 2日目（20日）◇取手国際GC（茨城県）◇東コース6804yd、西コース6544yd（パー70）

「頑張って、通算20アンダー行きたいね」と目標に向けてペースは順調。ツアー8勝の小田孔明が連日の「65」をマークして、通算10アンダー6位につけた。

東コースでプレーした2日目は、9番パー5のチップインイーグルを弾みに1イーグル4バーディ、1ボギーとスコアを伸ばしていった。好調の要因は曲がらないドライバー。「1カ所林に入ったくらいで、真っすぐ行っているのが大きいね」と、フェアウェイキープ率は70.370％で大会4位につけている。

新しい武器を生んだのは、46インチに伸ばしたドライバーのシャフト。前週「アジアパシフィックダイヤモンドカップ」でテストしたことをきっかけに、45.75インチから46インチに変更した。「打ち急いで曲がっていたのが、シャフトが長い分、ちょっと振り遅れてくれたからタイミングが合う」。変えたばかりの時は0.25インチの差でも相当長く感じたが、「慣れたらゆっくり振れて、いい感じ」と改善につながった。

通算20アンダーに乗せれば、優勝争いも見えてくる。直近の優勝は賞金王に輝いた2014年10月の「ブリヂストンオープン」。7年半ぶりの優勝に向けて、週末も自信を持ってドライバーを振っていく。（茨城県つくばみらい市／谷口愛純）