2022年 中日クラウンズ

シャイ全開の前年覇者・岩田寛 V特番には宮里優作が“友情出演”

2022/04/27 17:17
岩田節連発も、声のトーンはなんだか明るい

◇国内男子◇中日クラウンズ 事前(27日)◇名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(愛知県)◇6557yd(パー70)

3月、前年覇者の岩田寛は大会を主催するCBCテレビの取材を受けていた。自身6年ぶりの勝利を振り返りつつ、今年の一戦を盛り上げるための企画は17年に同じく和合で優勝を飾った宮里優作も登場して対談形式で行われた。

「たぶん、僕があまりにもしゃべらないから、呼ばれたんでしょうね。優作も勝ってるからちょうどいいし、(大学同期が)いたらしゃべるだろうって」。いつものように訥々(とつとつ)とした岩田節。シャイな41歳らしい自虐ネタで笑いを誘いつつ、中継局の配慮がありがたい様子だった。

今週リモート形式で行われた前夜祭での優勝ジャケット返還といった、ディフェンディングチャンピオンとしての務めもひと段落。雨の影響で例年以上にグリーンが軟らかくなり、スコアも出やすいとみるコース攻略へ「違う攻め方が必要になる」と思考を巡らせる。

青木功(1978年から3連覇)と尾崎将司(97年から3連覇)しか達成していない当地での連覇へ思いを聞かれ、「(連覇に挑めるのは自分だけとか)よく言いますよね。僕は言わないです」。あっさりかわす辺りは相変わらずだが、優勝した一年前よりも自らのプレーに対して前向きになれているとも話す。

「一年前は調子が悪くて、ふてくされてました。練習もしてなかったですし。(今年は)いい感じかは分からないですけど、(少なくとも)ふてくされてはない。なんとなくつかめそうな感じがあるので、早く練習したいです」。心なしか、軽い足取りで最終調整へ向かった。(愛知県東郷町/亀山泰宏)

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