2021年 日本シリーズJTカップ

金谷拓実は「67」の巻き返し 逆転賞金王へじわり浮上

2021/12/03 16:46
見据える先は「優勝」。週末で金谷の奇襲はかかる

◇国内男子◇ゴルフ日本シリーズJTカップ 2日目(3日)◇東京よみうりカントリークラブ(東京)◇7023yd(パー70)

賞金ランキング3位の金谷拓実は5バーディ、2ボギーの「67」で回り、通算2アンダー13位に順位を上げて週末を迎える。逆転賞金王、年内の世界ランキング50位(現在54位)以内に向けて優勝を狙う中、初日1オーバー21位の出遅れは苦しいスタートとなったが「きょうはきのうと比べてショットの調子も良かった」と巻き返した。

前半4番で、ピン左1mのパーパットがカップ左に蹴られてボギーを先行。怒りをふり払うかのように5番でピン手前数十cmにつけてバウンスバックすると、6番(パー5)もピン左約1mに寄せて連続バーディとした。

この一戦に背負うものは多い

後半は11番で50cmほどにつけてスコアを伸ばした。16番で3m、17番(パー5)で2mを入れてバーディを奪取。

カップが右奥に切られた最終18番(パー3)は手前にグリーンオンさせるも、ファーストパットを寄せきれずに3パットのボギーとしたが「あと2日は自分らしく、たくさんバーディを獲って。特にあしたは大事な一日。いいプレーしたいなと思います」と意気込んだ。

首位を走る宮里優作とは7打差。今季の平均ストロークは1位の「69.71」で、第3ラウンドの平均ストロークは「68.68」をマーク。スコアの変動しやすいムービングデーへ士気を高めた。(東京都稲城市/石井操)

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