2021年 日本オープン

欲しいものは緊張感? 亀代順哉が望む次のステージ

2021/10/15 07:00
平均飛距離は現在5位。チャン・キム超えも視野に?

◇国内男子◇日本オープンゴルフ選手権競技 初日14日(木)◇琵琶湖CC(滋賀)◇6986yd(パー71)

「日本アマチュアゴルフ選手権」の歴代チャンピオン2人が同組となった予選ラウンド。前半だけで4アンダーと伸ばした小袋秀人(2012年覇者)を、上り4連続バーディを含む5アンダー「66」でまくった亀代順哉(2016年覇者)は「めっちゃ楽しかったです」と喜んだ。

「日本アマの話をするわけじゃないですけど、そういうのを感じながら回れました」と、大会を主催する日本ゴルフ協会(JGA)にも感謝する。首位と3打差4位の好スタートに「意気込むじゃないけど、結果を出したい大会のひとつ」と闘志を燃やした。

もともと飛ばし屋として知られる亀代だが、2週前の「バンテリン東海クラシック」では、ドラコン大会で331ydをかっ飛ばし、チャン・キムに2ヤード差の2位となった。「惜しかったねって言われるし、2ヤードまで迫れたのは自信になる。飛距離に関して、やってきたことは間違ってなかった」と、その確信は深まっている。

今季のベストフィニッシュは10位だが、直近9試合で予選通過は7回と安定感が増している。「今年はずっとショットのフィーリングは良くて、チャンスも多く作れている。あとはなるべく上位に入って、緊張感やプレッシャーか掛かる場面をもっと増やして、その中で最終的に勝っていきたい」。長いシーズンもまもなく終盤。ここからムチを入れていく。(滋賀県栗東市/今岡涼太)

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