“日本代表”の自覚を胸に アマ中島啓太が挑むナショナルオープン
◇国内男子◇日本オープンゴルフ選手権競技 事前(13日)◇琵琶湖CC(滋賀)◇6986yd(パー71)
史上5人目のアマチュア優勝を果たしたのは3週前「パナソニックオープン」(京都・城陽CC)。「周りの方にもたくさん連絡を頂いたけど、やることはたくさんあるので、まだ浮かれちゃいけない」という中島啓太(日体大3年)。その言葉通り、今週は「日本オープン」、次週は「ZOZOチャンピオンシップ」、その2週間後には「アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権」とビッグイベントが控えている。
優勝翌週に痛めた腰は「70%」という状態。「棄権した日はすごく痺れて、その週はずっと安静にしていたけど、翌週は大学やナショナルチームのトレーナーさんと治療やリハビリを続けてきた。完治とは言えないけど、それに近い状態でプレーできる」と、この日も元気に18ホールをプレーした。
今週はJAPANのロゴが入ったナショナルチームのユニフォームに袖を通し、「ナショナルチームメンバーとして、ナショナルオープンに出場できる。そこは自覚を持たないといけない」と中島はいう。難しいのは、目先の結果を出すことと、先を見据えた挑戦にどうバランスを見いだすか?
ドライバーを握り続けて勝利をつかんだ城陽CCと違い、「1ホールだけ、あえてドライバーで攻めるホールはあるけれど、4ホールくらいはレイアップする」のが今週のプランだという。その1ホールは右ドッグレッグの14番。「ドライバーで挑戦したいことがある」と、あえてリスクを受け入れてドライバーで挑んでいく。
「自分自身としっかり向き合ってプレーすることをテーマに、毎日よいゲームプランを立てて優勝争いに加われたら」ともくろむ一週間。「今の一番の目標はアジアアマで優勝すること。それに向けて今週があって、来週があるって思いたい」と、頭を整理するように言い切った。(滋賀県栗東市/今岡涼太)