優勝予想は15アンダー 星野陸也は「意外と攻めやすいかも」
◇国内男子◇日本オープンゴルフ選手権競技 事前情報(12日)◇琵琶湖CC(滋賀)◇6986yd(パー71)
今季3勝で賞金ランキング2位につける星野陸也は優勝スコアを「15アンダー前後くらい」と予想した。「ラフが短いので打てるといえば打てる感じ。15(アンダー)を目指したら、もしかしたら(優勝も)いけるのかなと思います」と狙いを定めた。
早朝に降った雨の影響で、火曜日はグリーンも湿り気味。「昨日(月曜日)ラウンドしたときは結構グリーンは硬かったけど、きょうはちょっと軟らかくなっていた」という。週末に向けてその硬さは未知数だが、砲台で傾斜も多いグリーンは「(同じ)面に打っていかないといけない。ティショットでしっかりフェアウェイをとらえて、セカンドでグリーンに止められる位置に置くのが大事」と、逆算からティショットの正確性を重視している。
グレッグ・ノーマン監修によって改修された前半9ホールの琵琶湖コースは「セカンドショットを平らなところから打てる感じじゃない。左足上がりとか、傾いた状態でしっかりピンに打っていかないといけないところが多い」と警戒する。
その一方で、通常営業ではパー5の3番(501y/パー4)や、ワンオン狙いも可能な6番(317yd、349yd/パー4)や、8番(641yd/パー5)といったホールでは持ち味の飛距離をいかしたいところ。この日の8番は「フォローだったので、セカンドは260ydくらい。フォローならチャンスだと思う」と2オンも狙えそうだ。
予選ラウンドは前回覇者の稲森佑貴と、世界アマチュアランキング1位の中島啓太(日体大3年)が同組となった。「稲森さんは曲がらないのがすごいと思うし、(日本オープンを)勝っているイメージが強い。中島君は飛距離も出るし、良いスイングをする。優勝もしてすごく楽しみな選手」と賛辞を送るが、自分も負けるつもりはない。
「調子もいいと思うので、いい流れを自分から持っていけるようにするのが大事。いつも(の日本オープン)はラフが長くて、グリーンがカチカチのイメージがあるけれど、今回は珍しくラフが短い。意外と攻めやすかったりするのかな」と腕まくり。「この大会は小さな頃から観ていたし、ずっと優勝したいと思っている」と、ツアー6勝目を初のナショナルオープンタイトルで奪いにいく。(滋賀県栗東市/今岡涼太)