2021年 ブリヂストンオープン

誰が呼んだか“四天王” 金谷拓実の安定感がハンパない

2021/10/07 16:46
「ANAオープン」から3試合連続となる自身初めてのコースで金谷拓実が好発進

◇国内男子◇ブリヂストンオープン 初日(7日)◇袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース (千葉)◇7119yd(パー71)

金谷拓実が5バーディ、1ボギーの「67」で回り、首位と2打差の4アンダー8位と上々のスタートを切った。

当地でのプレーは今大会が初めて。開幕2日前から連日18ホールを回って、コースの情報をかき集めた。左右の林がプレッシャーをかけるレイアウト。「まずはティショットのターゲットをはっきりさせること」と練習ラウンドのポイントも明確だった。

アドレナリンも出て練習時よりも飛んでいた分、ショットでアグレッシブなラインを攻めていく場面もあった。5バーディを先行させ、後半6番が唯一のボギー。「(自分の飛距離では)2オンを狙うようなホールではないと思っていた」という587ydの最終9番(パー5)も「セカンドでユーティリティを持てたので」と2オンにトライした。パーでの締めくくりにも「飛距離も出ているし、良い状態かなと思う。初めてのコースでも初日から良いプレーができた」とうなずく。

同組の堀川未来夢が「パッティングが別格」と絶賛

現在、賞金ランキング4位。金谷に加え、コンスタントに優勝争いに絡み、賞金レースで上位に立つ木下稜介(2位)、星野陸也(3位)、大槻智春(5位)をひそかに日本人選手の“四天王”と呼ぶ動きもあるとかないとか。

提唱者の堀川未来夢によれば、2年連続賞金王の今平周吾は「殿堂入り」扱い。4人の中でも最年少となる23歳の安定感は群を抜く。長丁場の2020-21年シーズン、国内ツアーの予選落ちはゼロでトップ20を外したことがない。平均ストローク(69.58)、パーキープ率(88.84%)といったスタッツでもトップに立つ。

パーオン率83.33%と安定していた

2週後の日米共催「ZOZOチャンピオンシップ」の切符もかかる一戦。2021年のみの賞金ランキング7位までという枠ではボーダーラインの7位にいる金谷だが、「今週いいプレーをすれば、そういうもの(ZOZO切符)もついてくるし、賞金王にもつながってくる。優勝を目指してプレーしたい」。今大会上位3枠の一番上を狙っていく。(千葉市緑区/亀山泰宏)

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