2021年 バンテリン東海C

キャディもドライバーも即席コンビ 今野大喜が自己ベスト「64」

2021/09/30 19:43
今野大喜は初タッグとなった清水重憲キャディのサポートで自己ベスト「64」

◇国内男子◇バンテリン東海クラシック 初日(30日)◇三好CC西コース (愛知)◇7300yd(パー71)

開幕前からドタバタだった今野大喜がツアー自己ベスト「64」で、9月「フジサンケイクラシック」に続く2度目の首位発進を決めた。

今週バッグを預ける百戦錬磨の清水重憲キャディとは、これが初タッグ。埋まっていた清水氏のスケジュールが空き、キャディ不在だった今野が急きょサポートを依頼した。

開幕前日には2年ほど愛用してきたエースドライバーが割れて、持っていたスペアを投入して調整。まだまだ1Wの感覚がなじんでいなかった序盤は、清水氏との呼吸も「探り探り」だったという。

「打つ前に『きょうのピン位置なら、こっち(のサイド)はラフでいい』とか、アバウトな感じでやらせてもらえた。僕が持った(大きめの)番手で小細工しようとしていたら『こっちでバンって打てば、この辺には収まるだろう』とか、言いづらい部分もあるかもしれませんけど、はっきりと強く言ってもらえる」。ラフに入れるシーンが続いた中でも、グイグイ引っ張ってもらうことで的確に対処できた。

前半に3連続バーディを決めたあたりからはお互いの意見も徐々に一致するようになり、急ごしらえの1Wも徐々にフィーリングがマッチしてきた。「後半はフェアウェイにも行って、飛距離も出てきた。ちょっと(プレーに)保険をかけたりとか、(清水氏から)勉強しながら、良い流れでゴルフができた」。好スタートを決め、即席コンビとなったベテランキャディに感謝しきりだった。(愛知県みよし市/亀山泰宏)

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