“ゴルフ人生イチ”の難条件 アマ杉原大河「よく耐えた」
2021/06/04 19:45
◇国内メジャー◇日本ツアー選手権 森ビル杯 Shishido Hills 2日目(4日)◇宍戸ヒルズカントリークラブ(茨城県)◇7387yd(パー71)
「(思うように)ゴルフができなかった。大変でした」。3打差6位から出たアマチュアの杉原大河(東北福祉大)は苦笑交じりに振り返った。
雨が降り続ける中でのプレーとなった午後組は、強烈な風との闘いも強いられた。「雨(だけ)なら、去年の日本オープンの3日目とかもあった。プラスで、風がところどころメチャクチャ強かった。どうしようかなという感じだった」。ゴルフ人生で最もタフと認めるレベルだった。
クラブのフェース面が雨粒で滑ることを警戒し、3Wを多用するマネジメント。後半15番(パー5)では、手応え十分のティショットが左の林に突っ込むなど未知のコンディションに翻弄(ほんろう)されながら、しぶとくパーを拾った。
普段よりひとつ大きい番手を選択して奥に外した最終18番のボギーで3バーディ、4ボギーの「72」。スコアを1つ落としたが、通算2アンダーは首位と5打差の暫定4位。好位置に変わりはない。
「順位を見たら、一日よく耐えたなって。(上との差を)意識しないのは『できない』と思う。それを意識しつつ、自分のプレーをするのが何よりも大事なこと。どういう立場であっても、残り2日間、自分のプレーをやっていくことが大事。たくさん寝て、あす万全の状態で臨みたい」。アマチュアによるメジャー優勝の望みは、週末につながっている。(茨城県笠間市/亀山泰宏)