2021年 日本ツアー選手権森ビル杯

来場者全員“ドライブスルー”抗原検査 国内男子ツアー1年半ぶりギャラリー入場へ

2021/06/02 17:49
来場者に渡す抗原検査キットを紹介する田島創志ツアーディレクター

◇国内メジャー◇日本ツアー選手権 森ビル杯 Shishido Hills 事前(2日)◇宍戸ヒルズカントリークラブ(茨城県)◇7387yd(パー71)

日本ゴルフツアー機構(JGTO)が主催する唯一のトーナメントとなる今大会はコロナ禍で国内男子ツアー初の有観客開催でもある。前週「ミズノオープン」はゲストのみが入れる一般非公開の形をとったが、今週は約500人の一般ギャラリーを含めて各日1000人程度の入場を認めることになった。

ギャラリーには全日、全入場者を対象に入場の際、抗原検査を実施する。当日券の販売はなく、最寄り駅からのギャラリーバスも運行しない。自家用車での来場に限定して袋詰めした検査キット一式を“ドライブスルー”で渡していく。

綿棒を鼻の奥に入れて粘液を採取する検査は10分程度で結果が出る。それぞれ車の中で検査を済ませ、陰性だった人のみがコースに入れる流れ。JGTOでは、これまでも発熱など新型コロナウイルス感染が疑われる選手に同じキットで抗原検査を実施し、大会運営に役立ててきた。

JGTOの青木功会長は「ほかの(国内男子)トーナメントに先駆け、一般ギャラリーに生で迫力を感じていただきたい」とコメント。田島創志ツアーディレクターも「今後のトーナメントにもつながってくれれば」とモデルケースとしての期待を寄せた。

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