2021年 ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ

初優勝をプロデュース ホストプロの中西直人「僕にとって大切な試合」

2021/05/06 06:45
この日の視察ラウンドで青木功会長からのアドバイスも授かった中西直人

◇国内男子◇ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ by サトウ食品 事前(5日)◇西那須野CC(栃木県)◇7036yd(パー72)

開幕前日5日の「特別協賛社視察ラウンド」。中西直人は「こんな組み合わせで回れることは、もうないと思います。僕の宝物になりました」と興奮気味に振り返った。この日「僕の練習ラウンドにお付き合い頂いた」のは、サトウ食品の佐藤元社長と、遠藤製作所の渡部大史社長という自身のスポンサー企業の社長2人。加えて日本ゴルフツアー機構(JGTO)の青木功会長という豪華メンバーだった。

選手会理事として、また特別協賛社となったサトウ食品の契約プロとして、中西にとって大会への思い入れは深い。「僕にとって大切な試合です。特別な感情もあるし、最高のパフォーマンスをするには、最高の準備をしなければならないというモットーで準備してきました」と気合いも十分だ。

「僕個人としては、すごく良い試合だと思います。試合がないなら、俺たちでやろうぜって、今まで動いてこなかった選手たちが動いたわけですから。言うのは簡単だけど、やることは難しいので」

それでも、一部の選手たちにとっては年間ある試合の1つとしか捉えていない感覚も理解できる。「それはそれでいいと思います。どれだけの人が動いてきたか、全員がいきなり知ることはないですから。だから、僕が今やることは、ただ試合をすることだけじゃなくて、伝えていくこと」と、この熱意を自分なりのやり方で発信していく。

最高の演出は準備してきた。今週はキャディバッグも、ウェアも、トレードマークのハットも、大会用の特別仕様でそろえている。「自分が優勝して、これをすべて佐藤社長にプレゼントするのが目標です」と、熱い思いを形として残すつもりだ。同じ初優勝なら、この大会こそ理想的。「1勝もしたことがない僕が言うのもなんですけど、流れは来ているかなと思います」と、虎視眈々とその時を待っている。(栃木県那須塩原市/今岡涼太)

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