2021年 東建ホームメイトカップ

渾身のイーグルで金谷拓実が単独首位に浮上

2021/04/16 20:27
金谷拓実はツアー3勝目へ単独首位に浮上した

◇国内男子◇東建ホームメイトカップ 2日目(16日)◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)◇7081yd(パー71)

4アンダー5位から出た金谷拓実が1イーグル6バーディ、2ボギーの「65」でプレーし、通算10アンダーで単独首位に浮上した。「アイアンの距離感が良かった。バーディチャンスも多かった」と出だし1番にバーディを先行させ、5番でも2つ目のバーディ。7番からは3連続でスコアを伸ばして勢いづいた。

後半13番(パー3)からは早朝から降り注ぐ雨に加え、風も強くなり「思ったプレーが出来なかった」と2連続ボギー。それでもアマチュア時代から信念にする“最後まで諦めない”精神を胸に、17番(パー5)で2打目をピンそば50cmほどにピタリ。「暗くてボールが見えなかった」としつつも、渾身のイーグル奪取となった。

後続にはナショナルチームで一緒の時間を過ごした2学年下の、アマチュア中島啓太(日体大3年)が控えている。「アマでも上手い選手はいっぱいいる。プロもアマチュアも関係なく、いいプレーをした選手が勝つ」。中島から「金谷さんと一緒に最終日にプレーできるように頑張りたい」と話していたと聞くと、金谷は「それだったら僕も頑張らないと」と闘争心を燃やした。

3日目の競技は、出場していた選手のなかに新型コロナウイルスの陽性者が出たことで中止。36ホールを完遂して競技は成立しており、最終日も中止となれば2020年「ダンロップフェニックス」以来のツアー通算3勝目となる。(三重県桑名市/石井操)

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