2021年 ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ

「自分たちで職場をつくる」前例なき選手会主催の新規大会

2020/12/25 14:12
選手会主催の新規大会の会見に臨んだ時松隆光会長(右)と池田勇太副会長(提供:JGTO)

ジャパンゴルフツアー選手会(JGTOPC)は25日、男子ツアーの日程に新たに加わった5月の「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by RICHARD MILLE」(5月6日~9日/会場調整中)についてオンライン記者会見を開き、大会実施要項などを説明した。

大会は選手会が主催者となる新しい形のトーナメントで、日本ゴルフツアー機構(JGTO)が共催。今年の会場は調整中だが、全国でも特に現在トーナメントを開催していない地域での開催が目標で、ゴルフ普及や社会・地域貢献なども含めて提案するという。

賞金総額はトーナメント規定の最低額となる5000万円(優勝1000万円)。優勝者には「その年と翌年から2年間」の出場資格を付与。上位3位タイまでの選手には6月の「日本ツアー選手権 森ビル杯 Shishido Hills」の出場権が与えられる。

会見に出席した池田勇太副会長兼事務局長は「今、このコロナ禍で、我々は何ができるのか」との思いがあったとして、「選手でつくる選手のための大会」を今年5月過ぎから企画立案。縁のあった高級腕時計メーカー「リシャールミルジャパン」が特別協賛についた。

同社の川崎圭太社長は、「選手が中心となって、斬新な新しいアイデアを入れながら、地域貢献をしながらやっていくという言葉に共感した」とし、「選手一人ひとりがスポンサーを探して自分たちでやっていきたいという話だったので、できる限りのことをやってみようと話が進んだ」と経緯を説明した。

池田事務局長は、コロナ禍で広がった「自分たちの職場をつくる思い」を実現するうえで、「初めてのことなので先行き不安でしかないが、とにかくこの大会を大成功に終わらせて、長いスパンで続けていきたい」と話した。

なお、男子下部AbemaTVツアーの来季日程発表で「調整中」とされた、同じく選手会主催大会「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP CHALLENGE」は賞金総額1500万円(優勝賞金270万円)となっている。

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