国内男子ツアー

遼、全英では「過信しないで戦いたい」

2009/06/30 13:17
昨年優勝に導いた18番のウォーターショットを再現した石川遼

3年連続で、ツアー通算3勝目を果たした石川遼が、劇的な勝利を収めた翌日となる29日(月)に、昨年10月にプロとしての初優勝を果たした「マイナビABCチャンピオンシップ」の会場ABCゴルフ倶楽部(兵庫)に現れた。この日は、その試合で石川が最終18番で見せたグリーン手前の池からのウォーターショットを再現。そしてその位置に記念のプレートを自ら設置した。

「久しぶりにコースに来ましたが、試合の時には気づかなかったことが多いです。あそこに木があったのかとか、今なら攻め方も少し変わってくるかもしれませんね」。多くの報道陣や関係者が見守る中で行ったウォーターショットは、見事ピンそば1mに。「今年もこの18番では、新たなドラマが生まれると思います。僕も、そのドラマを作る選手たちの中に入れるように頑張ります」。と連覇に向けての意欲を語った。

そして、この日の石川に向けられた質問は、やはりメジャー挑戦2戦目となる「全英オープン」について。「全英は話で聞いたり、映像をみたりしてはいますが、実際に現地に行って、自分で感じてから対応を考えたい。今の自分には、低い弾道を安定して打つ力はないので、過信せずに自分なりのショットで挑戦するつもりです」。

男子ツアーは先週の「~全英への道~ミズノオープンよみうりクラシック」から3週間のオフとなる。全英オープンは7月16日からスコットランドのターンベリーで開幕するが、石川はその前週にセントアンドリュースで練習ラウンドを行う構想も練っている。

ABCゴルフ倶楽部の18番に記念碑のプレートを設置する石川遼