石川遼「良い方向に来ている」 ノーボギーで恒例の“第2R巻き返し”
2020/11/20 17:43
◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 2日目(20日)◇フェニックスカントリークラブ(宮崎)◇7042yd(パー71)
今季の国内4戦で、石川遼のスコアは見事に同じ傾向で並んでいる。初日のオーバーパーを、2日目の60台で巻き返す。今週も初日「74」ながら、2日目にきっちり「67」で通算1アンダーまで持っていき、36位で決勝ラウンド進出を決めた。
初日の課題としたアイアンの距離感も改善し、「昨日の半分くらいの距離にアイアンでつけることができた」とピンチの数も少なかった。「距離感を合わせにいってスイング自体をミスすると元も子もないので、とにかく良いスイングをして、良いショットを打つ」という割り切りも明確だった。
ティショットは状況に応じて3Wや5Wを多用して、大きなリスクを回避する。佐藤賢和キャディも「安心して見ていられる」という堅実なマネジメントで、4バーディ、ノーボギーとスコアを伸ばした。
「ノーボギーでバーディ4つ獲れているのは、良い方向に来ていると思う」と石川も手応えを口にして週末に向かう。首位との差は8打。シフトアップするタイミングを伺っている。(宮崎市/今岡涼太)