国内男子ツアー

ゴルフきょうは何の日<9月21日>

2020/09/21 10:10

2014年 宮本勝昌が谷原秀人とのPO制し4年ぶり復活V

プレーオフを制した宮本勝昌。優勝インタビューに涙をこらえる

「ANAオープン」(北海道・札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース)で宮本勝昌が通算18アンダーでホールアウト。谷原秀人とのプレーオフでは1ホール目(18番)でバーディを奪い、4年ぶりとなる勝利を飾った。

この日は前半7番から3連続バーディを決め、単独トップでサンデーバックナインを迎えた。14番で谷原に逆転を許したものの、16番(パー3)からの2連続バーディで再びトップタイに。

プレーオフでは「谷原は絶対にボギーをたたかない。自分がバーディを獲るしかない」。宮本のティショットはフェアウェイ右サイドのセミラフへ転がり、谷原のボールは左サイドの深いラフにつかまった。

2打目をグリーン手前のラフに入れた谷原は3打目をピン30cmに寄せてパーは確実。宮本は2打目でグリーンをとらえて、ピン左奥から6mのバーディパット。

「正規の18番のアプローチと同じような下りで右に切れるライン。入れるしかないと思ったので、気持ち強めだったけどイメージ通りに転がってくれた」とカップに入った瞬間右手でガッツポーズを作った。

優勝インタビューでは「父が生まれ育った北海道で勝てたのは、うれしい」と一瞬涙を浮かべたようにも見えた。それでも「耐えましたね。仲間が祝福してくれたときも耐えました。そう簡単には涙は見せませんよ」と笑った。