2009年 日本プロゴルフ選手権大会

遼、メジャー仕様の500ヤード越えパー4に警戒

2009/06/09 21:00
練習ラウンドをこなす石川遼。500ヤード超えのパー4、飛距離のアドバンテージを活かせるか

11日(木)に開幕する国内男子メジャー第2戦「日本プロゴルフ選手権」に出場する石川遼が、9日の練習ラウンドで18ホールをプレー。前日はインコース9ホールを2周、計18ホールをこなしたが、初めて1番から18番を通してのラウンドに「最終的にスコアを決めるのはショートゲーム。ティショットだけでは攻略できるコースではないですね」と印象を口にした。

今週のコース設定は、7134ヤードのパー70。目を引くのは、通常営業ではパー5である3番(518ヤード)と15番(501ヤード)がパー4に設定されており、500ヤード台のパー4が3ホールもあることだ。「ミドルアイアンとロングアイアンの精度が求められるけど、まだ自分にはベタピンにつけられる精度は期待できない。グリーンを外した後のリカバリーショットと、ロングパットが残った時に3パットをしないように気をつけたいですね。ショットの後のアプローチとパットの繋がりが、すごく大事になると思います」と強い警戒心を示した。

さらに、「通常、ロングホールは易しく思われるけどグリーン周りが難しく設定されている」と続ける石川。距離が長い上に、グリーン周りの難度も高いと強調する。「パーでもバーディ並の価値があると思う。1日、この3ホールで1オーバーが目標。4日間で4オーバー、それより良いスコアを目指したいですね」。飛距離でアドバンテージが得られる石川だが、このコースセッティングが吉と出るか、凶と出るか。注目したいポイントだ。

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