2020年 フジサンケイクラシック

今平周吾にかかるジャンボ、片山以来の「平均ストローク」記録/男子ツアー再開

2020/08/27 12:05
昨季平均ストローク1位の今平周吾(写真は2019年「パナソニックオープン」)

◇国内男子◇フジサンケイクラシック 事前情報◇富士桜カントリー倶楽部(山梨)◇7566yd(パー71)

男子ツアーは新型コロナウイルス感染拡大により中断していたシーズンを「フジサンケイクラシック」で再開する。1月の「SMBCシンガポールオープン」以来の試合で、2年にまたがるシーズンの国内開催初戦。昨季の主要スタッツを振り返ってみた。

選手の安定感、総合力の高さを示す「平均ストローク」で1位の「69.73」を記録したのは賞金王・今平周吾。開幕戦の「SMBCシンガポールオープン」を途中棄権したことにより、平均ストローク賞こそ2位ガン・チャルングン(タイ)に譲ったものの、ただ一人60台をマークした。

初めて賞金王に輝いた2018年も同部門1位。20-21年シーズンとして年をまたぐ戦いになる中、3季連続ナンバーワンなら記録が残る1985年以降でツアー史上3人目。”ジャンボ”こと尾崎将司(87年から12年連続)、片山晋呉(04年から3年連続)と偉大な永久シードプレーヤー2人に続く。ちなみにツアー歴代最高は尾崎が96、97年と続けて記録した「68.94」となっている。

シャイな性格で優勝したときのスピーチをツアーの先輩たちからいじられるくらいしか弱点らしい弱点は見当たらないと思いきや、昨季ラウンド別で見ると、第3ラウンドのみ「70.04」で17位と自身の全体平均を下回っている。ムービングデーに伸ばすことができれば、鬼に金棒。さらに勝利数を積み重ねていく可能性もありそうだ。

<2019年平均ストローク上位>
1/69.73/今平周吾
2/70.12/ガン・チャルングン
3/70.39/ハン・ジュンゴン
4/70.44/ショーン・ノリス
5/70.47/ジャズ・ジェーンワタナノンド

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