2020年 セガサミーカップ(中止)

国内男子ツアーは20年と21年を1シーズン統合 8月「セガサミー」で再開目指す

2020/06/17 17:48
リモート会見に出席した青木功会長(※JGTO提供)

日本ゴルフツアー機構(JGTO)は17日、統括する国内男子ツアーの2020年と21年を1シーズンに統合すると発表した。この日、臨時理事会を開催した青木功会長は「ツアーの再開やシーズンの考え方、QTの開催などに関して決定しました」と決議された内容をリモート会見で説明した。

20年シーズンは1月開催の「SMBCシンガポールオープン」で幕を明けたが、新型コロナウイルスの影響で第2戦「東建ホームメイトカップ」から10試合の開催が見送られている。現時点で、JGTOは8月20日開幕の「長嶋茂雄招待セガサミーカップ」(北海道・ザ・ノースカントリーGC)での再開に向けて調整しているとした。

ツアーを再開するにあたる判断基準として、JGTOは1)緊急事態宣言が発出されていない状態、2)ツアーメンバーの入国制限が解除されている状況、3)従来のトーナメント規定と新型コロナウイルスによる規定の適用、4)全関係者及び開催する会場の近隣住民の安全確保、の4つを明示した。

理事の田島創志は出場選手について「陰性であることを証明する義務がある」とし、来場する選手・関係者のPCR検査を実施するとした。費用負担など詳細は調整中だが、追加の対応策として「あらかじめ選手に問診票を配る予定。2週間にわたって検温をしてもらい、提出することを義務付けようと思う」と説明した。7月9日から2日間競技で行われる非公式大会「ゴルフパートナー PRO―AMトーナメント」から実施する予定。

また5月に例年通りの実施を断念した予選会については、縮小した特別QTを10月下旬以降に行う可能性を示した。

青木会長は「早くやりたいとは思っているが、もろもろ解除されない限り前に進めない。選手と同じ気持ちで、早く会場に行きたいと思っているし、ファンやギャラリーの方に会っていろんな話を聞きたい。早く収束してくれることを願ってます」と述べた。

2020年 セガサミーカップ(中止)