国内男子ツアー

カニとマスク 郷里で過ごすチェ・ホソンの近況写真

2020/05/31 09:00
浦項名物のズワイガニを掲げる(提供:チェ・ホソン)

“虎さん”こと、チェ・ホソン崔虎星)の近況が伝わってきた。今年1月、国内男子ツアー「SMBCシンガポールオープン」を戦い終えたチェは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、その後ずっと母国・韓国にとどまっているという。

韓国東部の港湾都市、浦項(ポハン)市の出身。「5月に韓国にいるのは10年ぶりです。妻と2人の息子と一緒に過ごせて幸せです」と、試合はないものの、契約するウェアメーカー(カステルバジャック)の撮影をこなしたり、浦項市の親善大使に任命されて、市の認知向上に取り組んだりと精力的に過ごしている。「この町で生まれて、ここを離れたのは30年前。すごく嬉しい」と穏やかな故郷での日々を味わっている。

よく見ると、マスクにはフィッシャーマンズスイングのマークが…(提供:チェ・ホソン)

ゴルフ場では、自身の“フィッシャーマンズスイング”を模したロゴ入りマスクを着用する。今年は日本ツアーと韓国ツアーでメジャー優勝を目標に掲げていたが、6月に開催予定だった「韓国オープン」の中止を聞くと「それは困る。韓国を代表する大会であり、一度も中止されたことがないのに…」と残念がった。

昨年11月の「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」で今平周吾に競り勝って日本ツアー3勝目を挙げ、賞金ランク10位に入った。現在は7月2日に再開予定の韓国ツアーと、直近だとその翌週に再開する可能性のある日本ツアーの動向を注視している。あの屈託のない笑顔と独特のスイングを再び見られるのは、いつになるだろうか?