国内男子ツアー

石川遼、勝利は逃すも「今日は92点です!」/フジサンケイクラシック最終ラウンド

2007/09/02 16:53
最終18番グリーンを満足そうな笑顔で後にする石川遼

「フジサンケイクラシック」の最終ラウンドが行われた2日(日)、首位と3打差の通算1アンダーで2番ホールからスタートした石川遼(15=杉並学院高)。この日はパットやアプローチなどのショートゲームの冴えが陰り、スコアを落とす苦しい展開となった。しかし会見では、優勝した「マンシングウェアオープンKSBカップ」以上の手ごたえを感じていると明かした。

今日の結果を聞かれ、「92点です!」と高評価。「今週はまぐれの結果ではないと思っています。苦しい場面も多かったし、緊迫した空気の中で終盤の15番と17番でバーディを獲れたことも大きかった。『マンシング~』は、自分の中ではフロック(まぐれ)。今回は実力でプレーできたと思います。」と付け加えた。

また、第2ラウンドと第3ラウンドはそれほど緊張しなかったと話していたが、この日は違っていたようだ。
「最初は体が固かったですね。手が思い通りに動かなかった。2番(パー3)のバーディパットは、久しぶりに手が震えてしまいました。」と、「完璧だった」と振り返るティショットをバーディにつなげられなかったことを悔いていた。

この日コースに詰め掛けた大勢のギャラリーについては、
「ロングホールでもティグラウンドからグリーンまで(ギャラリーの列が)つながっていましたね。レベルの高いトーナメントを楽しく観戦されたと思います。」と言及。「(今大会の結果は)ギャラリーの方の力も、相当大きかったです。15番と17番でバーディを獲れたのは、自分ひとりの力ではないと思います。見守ってくれたギャラリーの方々に感謝したいです。ゴルフを止める時まで、温かい声が送られるゴルファーになりたいですね」と、感謝の言葉を口にした。