石川遼「C.ビジェガスに緊張・・・」/コカ・コーラ東海クラシック初日
「コカ・コーラ東海クラシック」の初日。石川遼(16=杉並学院高)のツアー3戦目は、5バーディ、3ボギー、2ダブルボギーと出入りの激しい内容となり、2オーバーの36位タイ発進となった。
「はっきり言って、ダボ2つは痛いですね・・・。でも、その中でも落ち込むこともなく、(ダボを打った)次のホールでバーディチャンスを作れ、そういうことができるようになったんだな、とも思いました」と、前向きにとらえていた。さらに、「試合のセッティングでパープレーは難しいと思ってはいましたが、バーディを5つ取れましたし、アンダーパーでまわれることも可能だと分かりました」とも。今日のプレー内容の点数を聞かれ、「70点くらいあげていいのでは」と、まずまずの自己評価を掲げていた。
今日のプレーに影響したかは定かではないが、「相当に緊張しました」という石川。その原因は、同組でラウンドした米国PGAツアープレーヤー、カミロ・ビジェガスにあったようだ。
「テレビで見ているPGAの選手と一緒にプレーするなんて、すごく緊張しました。(スパイダーマンの由来にもなっている、グリーンに顔を近づけるラインの読み方を見て)感動しましたね。自分がやったら集中できないと思いますが・・・。かっこ良く見えますし、本当にすごい選手だと思います」と、目を輝かせていた。そのビジェガスに、朝の練習場で「会えて嬉しいです」と英語で話しかけたという。「その言葉しか考えていませんでした」と、記者たちの笑いを誘っていた。
明日の目標については、「今日は5個バーディを獲れたので、明日は5個以上。あと3日間プレーするのと、(予選で落ちて)明日で終わってしまうのでは、自分にとって(経験の)差がついてしまう。ガンガンバーディを獲りにいきたいです」とコメント。まずは予選突破を目指し、バーディを量産する攻めのゴルフに徹することを誓っていた。