国内男子ツアー

石川遼「明日は楽しくなると思います」と自信に満ちた表情

2007/11/17 15:09
豹柄のウェアを身にまとった石川遼。最終日のウェアも気になるところだ

好調なショットが安定感のあるプレーを生み、見事に決勝ラウンドへ進出した石川遼。「ダンロップフェニックストーナメント」3日目も大きなショットの乱れは見られず、危なげないプレーで2バーディ、2ボギー。イーブンパーでまわり、通算イーブンパーの25位タイに浮上した。

見せ場の1つが、4番のパー5だ。1打目をドライバーでフェアウェイに運ぶと、残り280ヤードの2打目で再びドライバーを手に取る。「かまえた瞬間は当たるか心配でしたが、ライも悪くなかったし、いいスイングができました」という“直ドラ”でグリーン手前のラフへ運んだ。目の前にバンカーがある難しいシチュエーションだったが、フェースを開いて高く打ち上げるロブショットで見事にクリアし、ピン奥1メートルにピタリ。この日初バーディを奪取する。

5番パー4でボギーとするが、7番パー4で3.5メートルのバーディパットを沈め、1ストローク伸ばして前半を終えた。後半に入り、3連続パーの後で迎えた左ドッグレッグの332ヤードパー4。果敢に1オンを狙ったが惜しくも手前のバンカーにはまり、バーディを逃してしまう。「明日もドライバーを持ちます。キャリーで290ヤードは必要ですが、明日はグリーンにのせたいですね」と、チャレンジ意欲を燃やしていた。

「パープレーは満足しています」と話す石川だが、「どこかでバーディパットが入ってくれれば、もう少し変わっていたのかな。スイングも昨日より乱れ気味で、内容は良かったんですが、スイングが悪かったです」と反省ポイントを挙げた。それでも、この日アイアンが好調だったことに加え、パットも「読み間違えかな? 紙一重でした」と特に修正点もない様子。「明日はかなり楽しくなると思います」と、最終日を待ち遠しがっていた。