国内男子ツアー

「こんなに差が出るとは…」石川遼、片山晋呉との差を痛感

2007/11/30 18:27
「差を感じてしまうので片山さんのプレーを見ないようにしていた」と話す石川だが…

石川遼がプロツアーで初の最終組、そして片山晋呉と初めて同組でラウンドした「ゴルフ日本シリーズJTカップ」2日目。独走態勢に入った片山に対して、石川は21位タイに大きく後退と、明暗がハッキリと分かれる結果となった。

片山と最終組でラウンドすることが決まった前日、そして今朝コースに入ってからも「(過去に)ここまでの緊張は無かった」という石川。「最後まで自分の世界に入れなかった。最後まで自分の気持ちをコントロールすることができず、一つ一つのショットに余裕がなくなってしまった」と、覇気のない口調で淡々と話した。

「理由はなぜだか分からない」と振り返りながらも、「片山さんにとっては、最終組は当たり前。僕の中では片山さんと最終組はセットで、その世界に自分も一緒にいるという意識が、(自分を)コントロールできなかった原因かもしれない」と、プレーの乱れの一因に片山の存在があったことを認めた。「片山さんはスキがないし、次元が違うと思う。ゴルフでこんなに差が出るとは…。僕もプロツアーに出場し続けてプロに少しは近づいたかな、とも思っていましたが、勘違いだったことが分かりました」と、3年連続賞金王との差を見せ付けられ、現時点でのレベルの差を痛感したようだ。

最終組から一転、明日の3日目はトップスタートから2組目の早いティオフとなる。「昨日と今日では(プレー内容が)あまりに違うし、今日より悪いゴルフはないと思う。今日はチャンスがなかったけど、これからスイングを修正して明日はチャンスをつくっていきたい。自分の中では最悪なスイングがけっこうあったので、直していきたいですね」と、3日目以降の仕切りなおしを図っていた。