石川遼、新生スイングと新兵器で挑む!
「ミズノオープンよみうりクラシック」の開幕を翌日に控え、18日(水)にプロアマ戦に出場した石川遼。2週間に渡るオープンウィークではドライバーだけで4000球も打ち込み、スイングの矯正に費やしてきた。今週に現地入りした後も調整を続け、「月、火、水で、だいぶ良くなってきました」と石川。その成果が目に見えて表れたのが、初日のスタートホールでもある10番パー4だ。
打ち下ろしとはいえ、グリーンまで345ヤードの距離をワンオン! ティグランドでガッツポーズを見せた。しかも実際にはグリーンをオーバーしており、奥のバンカーにまで達していた。「トレーニングによってついた腰、お腹、背中などの筋肉を、うまく使えるようになったと思います。インパクト直前で力が入る悪い癖があったので、それを意識して練習をしてきました。体の回転がスムーズになって、力を入れなくてもヘッドスピードが出るようになりました」。
体力の激しい浪費とスイングプレーンの乱れが生じやすいフルスイングを封印し、飛ばす筋肉をフル活用して体の回転でボールを飛ばす“新生スイング”。「試合でも今日みたいにスムーズなスイングをしたいですね。まだ3球に1球しか良いスイングができていませんが、スコアを少しずつ求めていけるような状態になってきました。明日はどういうプレーができるか楽しみです」と意気込みを語った。
さらに、この日はドライバーのヘッド体積を450ccから400ccと、一回り小ぶりのモデルに変更。「自分のスイングが良ければ、すごく飛ぶ」と明日も継続して使用する予定だ。明日の午後12時28分、この日最高のティショットを放った10番からティオフする石川。「最近は出だしのホールでしっくりいっていないので、今日のようなショットができれば最高ですね」と笑顔を見せた。一日を占うと言っても過言ではない朝イチのティショットに、注目が集まる。