41位発進の石川遼、手ごたえは十分の滑り出し
2週間のオープンウィークを経て迎えた「ミズノオープンよみうりクラシック」の初日。石川遼は、プロアマ日にグリーンオーバーする驚きのティショットを放った345ヤードの10番パー4からスタートした。
昨日、「出だしで今日(プロアマ日)のようなショットが打てれば最高」と話していた石川は、ティグランドで迷うことなくドライバーを手に。「アゲンストだから乗らないとは思っていた」というティショットだったが、それでもグリーン手前の花道まで運ぶナイスショット! 「このティショットが打てれば、今日は大丈夫じゃないか、と思いました」という石川は、その後12番パー3ではカラーから5メートルを沈めてバーディ。15番パー4ではボギーを叩いたが、直後の16番パー5でバーディを奪い返し、前半を2アンダーで折り返す好発進を見せる。
ティショットが好調な石川は、折り返し直後の1番パー4でも残り55ヤードの2打目を1.5メートルにつけてバーディ。このまま勢いに乗り続けるかと思われた。しかし、5番パー3でボギーを叩いた後の6番パー4。ティグランドで素振りをしている時に雨が降り始め、石川に一瞬の迷いが生まれる。「雨が降るとスイングが早くなってしまうので、気をつけようと思ったけど、自分のレベルでは(急な雨に)対応し切れなかった」と、ティショットを左に大きく曲げて痛恨のOB。このホールをダブルボギーとし、最終的に4バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの「71」、イーブンパーの41位タイでホールアウトした。
「スイングはだんだん良くなっているけど、まだ練習場の半分も出し切れていない。明日は(良いスイングが)できることを期待したいですね。OBの他にもミスショットはありましたが、ブレは大きくないし、練習の成果だと思います」と、ミスらしいミスはOB一発だけだったという石川。新しいドライバーの信頼もまったく揺るいでいないだけに、明日以降のプレーにも大きな期待が持てるだろう。