国内男子ツアー

石川遼VS盧承烈、同歳対決初日の軍配は盧!

2008/07/03 20:09
高校2年生対決となった石川遼と盧承烈。ホールアウト後に固い握手を交わした

国内男子ツアー「UBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズ」に初出場している石川遼。予選2日間に同じ組でラウンドするのは、同じ高校2年生の盧承烈(ノ・スンヨル)だ。盧は韓国の京畿(きょんぎ)高校に在学中で、5月に17歳になったばかり。16歳でプロ転向したのも石川と同じで、韓国内でも日本の石川遼と比較されることが多かったこともあり、今大会は石川のことを意識せずにはいられないという。

石川が5オーバーの80位タイに対し、盧は2オーバー33位タイ。初日の対決は盧に軍配が上がった。「前半のゴルフを見てみると、今日は勝てるかも知れないと思いましたけど、後半は粘り強いゴルフをしていて、気づいたときには3打差をつけられていて、そこが差だなあと思いましたね。スコアをまとめられるレベルに達していると思いました」。石川は同年代のライバルに対し、敗戦を認め盧のゴルフを評価した。

一方の盧はラウンド後の記者会見で「1番から5番までは緊張してうまくいかなかった。でも6番、7番くらいには落ち着いてきました。それでも自分が思ったよりうまくいかなかったですね。明日は攻めるゴルフで行きたいです」。

初めての日本での試合に緊張していたという盧は、石川のプレーを見る余裕もなかったと話す。第2ラウンドは明日の8時36分から。今後、アジアを代表する選手になるか期待される若き2人の対決は、今回に限らず今後何十年も続くのかもしれない。