国内男子ツアー

石川遼、やや出遅れるもバーディ量産の予感

2008/07/24 19:14
「今年で一番ドライバーが良かった」と話す石川遼。明日は爆発の予感!?

国内男子ツアー「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント」初日、石川遼は3バーディ、3ボギーの「72」でホールアウト。63位タイ発進とし、やや出遅れる結果となった。

しかし、ホールアウト後の会見ではポジティブな言葉が目立った。10番ティからスタートした石川は、12番、14番とボギーが先行する不穏な立ち上がりとなったが、「ボギーの原因はアイアンからだったので、ショックは無かったです」と、すぐに気持ちを切り替えられたという。その後は、後半を3バーディ、1ボギーにまとめ、ナイスカムバックを果たした。

対して、ドライバーは絶好調をアピール。終盤にスイングが乱れ始めたと言うものの、「こんなに曲がらなかったのは始めて。5番ホールまではずっと良い状態で耐えられていたし、今シーズで一番良かった。練習の成果だと思います」という充実ぶりだ。最終9番パー5のティショットこそ右へ大きく曲げたが、グリーン手前ラフからの3打目を1メートルに寄せてバーディフィニッシュ。最終ホールをバーディで締めてギャラリーを盛り上げる、石川らしい締め括りとなった。

ホールアウト後は会見の前に練習場へ行き、最終9番で打ったティショットのミスを即座に修正。「カンペキに戻りました。明日の朝も練習して、カンペキなスイングのままでスタートできればいいですね。ドライバーを使うホール全てで良いショットが打てれば、5~6バーディは獲れるゴルフになってきていると思います」と話す石川。予選通過に関しても「大丈夫です。明日、上位はもっとスコアを伸ばすでしょうし、(予選通過よりも)もっと上を見ていかないと」と、語気を強めていた。