石川遼、ショットが冴えて単独3位に浮上!
第73回「日本オープンゴルフ選手権競技」に出場している石川遼は、初日に1アンダーをマークし2日目は単独4位からスタート。この日も青木功、手嶋多一とのラウンドで午前8時に10番のティグラウンドに立った。
前半は12番でティショットを左サイドの林に入れ2メートルのパーパットを外しボギー。14番ではグリーン周りのラフから寄せきれずにボギー。568ヤードの16番パー5で2オンに成功しバーディを奪うが、続く17番パー3ではガードバンカーからグリーンを外し3オン。1.5メートルのボギーパットも決まらずダブルボギーなった。この時点で2オーバーまで後退。
ところが後半は1番でピッチングウェッジでの2打目で1.5メートルにつけるバーディを奪うと、8番でもアプローチウェッジでピン横1.5メートルに付けバーディ。通算イーブンパーでホールアウトしたが、この時点では午後組がスタートしたばかりなので、順位を下げる形になった。
ところが午後になるとグリーンが硬くなり多くの選手がスコアを崩した。終わってみれば単独首位の片山晋呉と2打差の単独3位。
「今週は予選ぎりぎりのラインになると思っていたので、イーブンパーの上位で決勝ラウンドを迎えることなど考えていませんでした。前半は簡単にスコアを崩してしまいましたが、ドライバーショットの調子が良いので、安心感を持ってラウンドすることができました。ドライバーが良いからアイアンショットのリズムも良くなっています。去年は大会の雰囲気に飲み込まれて自分のゴルフができませんでした。でもこの2日間は自分のイメージ通りのゴルフができています。最終日の後半、首位と5打差以内にいられたら優勝のチャンスがあるかもしれませんね」。
この時点では自分が単独3位で決勝ラウンドを迎えることになるなど、思いもしなかっただろう。残り2日間も現在のドライバーショットの精度が維持できた場合、プロ1年目にして日本一のプレーヤーとなるかもしれない。