国内男子ツアー

石川遼、今週のテーマはティショットとパター

2008/11/19 19:13
石川遼は父・勝美氏と相談しパターを以前のものに戻して高速グリーンに挑む

国内男子ツアー「ダンロップフェニックストーナメント」が、20日(木)に開幕するが、その前日に石川遼はいつもようにプロアマ戦に出場した。前日よりも風は穏やかだったが風向きが変わり、石川のイメージしていたコース攻略ができなかった。

注目されるのが13番、332ヤードのパー4だ。昨年、アマチュアとして大会史上唯一の出場を果たした石川は、4日間ドライバーで1オン狙いを行った。今年も練習ラウンドを終えた時点で4日間ドライバー宣言。「あそこは、刻むと斜面の前上がりのライから打つことになるので、僕にとっては難しい。ならば、ドライバーで1オンしなくてもグリーン右サイドのバンカーかラフの方が、バーディが獲りやすくなります」。

昨年4日間戦い抜き、32位タイに入ったその経験が、今大会に生かされることは間違いない。「昨年の自分よりも成長したところを確認したいです」。石川は1年前を振り返り、今は落ち着いてプレーできるようになってきたと話す。

中継のテレビ局のインタビューでは「僕はやはりティショットがカギになります」。と語った石川。しかし、今週もっともキーになるのは、パッティングかもしれない。例年通り固く締まった高速グリーンをどう対応してくるかだが、父・勝美とも相談し、以前使っていたパターに戻して試合に挑むことになりそうだ。