石川遼、悔しさの募る5位タイフィニッシュ
2008/12/07 18:02
首位と1打差で「ゴルフ日本シリーズJTカップ」最終日を迎えた石川遼だったが、この日は3バーディ、3ボギーと伸び悩み、通算8アンダーの5位タイで終了。「ショットが全体的にアウトサイドから入っていて、全部ヒールに当たりスライス系のボールが多かった」と、ショットの不調が響き、「悔しい」と何度も口にしていた。
朝の練習は「4日間で一番良かった」と振り返ったが、「試合では4日間で一番悪かった。本当は最後まで良いスイングで気持ち良く上がりたかったです。スコアが伸ばせなかったことや、優勝争いに加われなかったことより、それをするためのことができなかった(良いスイングができなかった)ことの方が悔しい」と石川。「もう一回今日をやり直したいですね」と寂しそうな笑みをこぼした。
これで今季の男子ツアーは全日程を終了。「まだ終わりたくないけど、終わっちゃいましたね。やっと終わった、と言うよりも、もう終わっちゃった、という気持ちの方が断然強いです。それはゴルフの向上を目指してプレーしてきたからだと思うし、あっと言う間でした」と瞬く間に過ぎた激動の1年を振り返った。
「今シーズン練習したことは、来シーズンに成果が出ると思います。来年がすごく楽しみです」と石川。この日、会場に詰め掛けたギャラリーは、最終日としては今季2番目の入りとなる14,051人。やはり最も多くのギャラリーがついたのは石川の組だった。本人だけでなく、たくさんのファンも来年の活躍を楽しみに待っている。