世界ランクトップ100入りの石川遼 海外メジャーへ「気になる数字」
2019/10/02 18:55
◇国内男子◇トップ杯東海クラシック 事前(2日)◇三好カントリー倶楽部 西コース(愛知)◇7295yd(パー71)
最新の世界ランキング(9月29日付)で110位から99位に浮上した石川遼が、2年9カ月ぶりにトップ100に入って最初の大会に臨む。ランクについて「今は特別な意識はない」としながらも、来年の海外メジャーについては「一番近いのはマスターズ(4月9日開幕/オーガスタナショナルGC)ですかね」と2013年を最後に遠のいているオーガスタへ思いを巡らせた。
12月31日時点の50位までに付与される2020年「マスターズ」の出場資格。腰痛によりツアーを一時離脱していた春先には「この成績をイメージできていなかったし、弱気になっている自分もいた」。苦しんでいた時期を乗り越えて、7月からは国内ツアー2勝を挙げるなど8年ぶりに国内ツアー賞金ランキングトップに返り咲いた。
それに伴い、昨年末は220位にいた世界ランクも着々と上昇。「残り試合が減れば減るほど、年末が近づけば近づくほど、気になる数字にはなる」と、海外メジャーをイメージできるまでの位置に戻ってきた。
その上で、「来年のマスターズに出ることが決してゴールではない」と強調。推薦で出場が決まっている、日本で初めて開催する3週後の米国ツアー「ZOZOチャンピオンシップ」を引き合いに出し、「ZOZOの出場を目標にしてきたけれど、出ることがゴールじゃない。経験だけではなくて、出場して何を得るかが大事。すべては通過点として捉えながら、メジャーまでやっていきたい」と力をこめた。(愛知県みよし市/塚田達也)