2019年 フジサンケイクラシック

フェードで富士桜攻略 堀川未来夢は12位に浮上

2019/09/07 18:27
大きく順位を上げた堀川未来夢

◇国内男子◇フジサンケイクラシック 3日目(7日)◇富士桜カントリー倶楽部(山梨県)◇7566yd(パー71)

6月の国内メジャー「日本ツアー選手権」で初優勝を遂げた26歳の堀川未来夢が5バーディ、1ボギーの「67」でプレー。通算4アンダーとし、38位から12位に順位を上げた。

本大会は2015年から4年連続で予選落ちを喫してきただけに、会場の富士桜カントリー倶楽部には苦手意識があったが、「今回は何とか克服できそうです」と表情は明るい。

ドローヒッターの堀川だが「3ホールくらい、ドローだとフェアウェイに収まらないので、フェード(ボール)が必要なホールがある」とフェアウェイが右に曲がる、右ドッグレッグホールの9番、12番、17番(パー5)でフェードにスイッチ。いずれもティショットをフェアウェイに置いて2つのバーディを奪った。

「なるべくスイングをいじりたくなかったので、アドレスで右に行きやすい条件を作ってあとはいつも通り振る」ことでフェードボールが出るという。

「ティを低めにすると芯より少し下に当たるんで、ヒール気味に当てて右に行きやすくします。元からハンドアップに構えるタイプですけど、それをもう少しハンドアップにすることで、さらにアップライトにして右に行きやすくしている」とフェードボールの打ち方を説明する。

「毎年、毎年、百何位で予選落ちして、今年も予選落ちしたら来年は出ないつもりだったので、今年はなんとか予選も通ったのでもう少しがんばります。中盤戦で稼ぐことがZOZOにもつながっていくと思うので、一つでも順位を上げたい」

今年10月に日本で初開催される米ツアー「ZOZOチャンピオンシップ」(千葉/アコーディア・習志野CC)への出場を目指す。(山梨県富士河口湖町/柴田雄平)

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