石川遼はパー4でイーグルも19位に後退 「きょうはホソンさんの日」
◇国内男子◇フジサンケイクラシック 2日目(6日)◇富士桜カントリー倶楽部(山梨県)◇7566yd(パー71)
首位と3打差の6位から出た石川遼は1イーグル2バーディ、5ボギーの「72」でプレー。首位と10打差の通算2アンダー19位に後退した。
1番で3パットをたたいてボギーを先行させると、8番、10番でも落とした。12番(パー4)では残り106ydの2打目を58度のウェッジで直接沈めてイーグルを奪うと、ティを前に出して308ydに設定された14番(パー4)では1オンに成功させてバーディ。しかし、続く15番(パー5)をボギーとし波に乗り切れなかった。
「一回も読みが当たらなかった」とこの日は全体117位となる39パットをたたき、グリーン上で苦しんだ。それでも「入るか入らないかは、その日による部分もある。(その中で)最後までいいショットを続けられたことは良かった。こういう日もあるかな」と前向きにとらえていた。
一方で、同組のチェ・ホソン(韓国)がコースレコードを2打更新する「62」をマークした。「本当にコースレコードのプレーでした。チップインも4回、そのうち3回は難しいアプローチやバンカーから。ラフに入ったように見えたティショットがフェアウェイに出てきたり、一度バンカーに入ったボールが出てきたり」と、運も味方したチェのプレーを振り返った。
パー4でイーグルを決めるなど「ぼくもついていないゴルフではなかった」としながらも、「お客さんの目はあきらかにホソンさんに行っていたので悔しいです。きょうはホソンさんの日でしたね」と称えた。
決勝ラウンドに向け「きょうみたいなゴルフが出来れば、あす、あさってもドンと構えていけるかなと思う。とはいえ最後まで(グリーンが)読めなかったので、寝て起きたら読めるようになっていると祈るしかない…ぐらい手を尽くしたつもりだったんだけど」と必死に気持ちを整理した。(山梨県富士河口湖町/柴田雄平)