初Vへイーグル締め 比嘉一貴「チャンスある」
2019/08/31 19:21
◇国内男子◇RIZAP KBCオーガスタゴルフトーナメント 3日目(31日)◇芥屋ゴルフ倶楽部(福岡県)◇7103yd(パー72)
単独首位から出た24歳の比嘉一貴が、1イーグル5バーディ、1ダブルボギーの「67」でプレー。通算20アンダーとして初優勝に前進した。
15番までに5つのバーディを奪い、スタート前に掲げた目標の通算20アンダーに到達した。しかし「ついてない状況もあって、自分で難しくしてしまった」と16番でダブルボギーを喫した。それでも18番(パー5)で残り230ydの2打目を4Uでピン上2mに。それを沈めてイーグルを奪い取り返した。
前日2日目にはパッティングが冴えわたり、コースレコードタイとなる「63」をマーク。しかし、ショットに不安を抱えており、ラウンド後はコース外の練習場に足を運んだ。「簡単に言うと打ち急ぎです。少しゆっくり振るという感じ」と安定感と飛距離を取り戻した。
「不安は昨日よりは消えて、自信をもって打つことが出来ました」とフェアウェイキープ率は前日の35.71%から50%まで回復した。引き続き好調のパットに加え、持ち前のショットは復調傾向だ。単独首位というプレッシャーのかかる立場で、あすは初めての“最終日最終組”に臨む。
「やってみなきゃわからないし、結果なんて4日間終わってからのこと。いつも通りやれて、最初にバーディが先行できれば、チャンスはある」。身長158㎝の比嘉。記録の残る1999年のJGTO発足以降、最も小さなチャンピオンが誕生するかもしれない。(福岡県糸島市/柴田雄平)