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ダンロップスポーツを住友ゴム工業が吸収合併

2017/08/29 17:13
ダンロップスポーツ(株)社長の木滑和生(きなめりかずお)氏(写真右)。※写真は2015年の社長就任時

ゴルフのスリクソンブランドやダンロップ ゼクシオなどを製造・販売するダンロップスポーツ株式会社(以下DSP)は29日、親会社にあたる住友ゴム工業株式会社(以下SRI)との合併契約が成立したと発表した。DSPはSRIを存続会社として、2018年1月1日をもって吸収合併される。

両社の発表によると、今回の合併の目的は、「ダンロップ」ブランドの商標権を持つダンロップインターナショナル社を含むグループのスポーツ事業を、資金力や材料・研究部門の経営資源の豊富なSRIに統合させることにより、タイヤ事業でも活用している「ダンロップ」ブランドの価値向上や事業拡大につながるとの結論に至ったため。

合併は株式交換で実施され、DSP株1株に対して、SRI株0.784株を割り当てる。DSPは12月26日を最終売買とし、同月27日付で東証1部を上場廃止となる予定。

DSPは2003年7月に、SRIのスポーツ事業部門が分社独立して創立。ゴルフやテニス用品の製造・販売やウェルネス事業を行い、06年10月に東証1部に上場。ゴルフでは、07年12月に米国のクリーブランドゴルフを買収するなど国内最大のメーカーとして事業展開している。