フィッティングありきの「ミズノプロ」アイアンを発表
ミズノ株式会社(本社・大阪府大阪市)は21日、カスタム専用クラブ「ミズノプロ」シリーズを9月15日に発売すると発表した。全国350店舗あるミズノゴルフカスタムフィッティングショップで販売。注文から最短3日で購入者に届く仕組みだ。
“フィッティングありき”の販売は同社が得意としているアイアンからスタート。「フィッティングはゴルフ歴が長く、上手な人のためのもの」という固定概念を払拭するべく、簡単に適したクラブを提案できる「シャフトオプティマイザー3D」というツールを開発。ユーザーはクラブに装着し3球打つだけでスイングを解析し、自分に合ったヘッドとシャフトの候補を絞りこむことができる。
アイアンは幅広い層に対応するため3機種を用意。同社の“十八番”である打感にこだわるため、「ミズノプロ118」と「ミズノプロ518」はフェース部とネック部の一体成型。フェースの下側、打球部付近の鍛流線(金属組織の流れ)を密にしたことで、従来品に比べ打球音の響きが長くなったという。またヘッドのメッキ(表面処理部)の下地処理に硬度の低い銅メッキを組み込むことで、フェースとボールの接触時間を長くし、柔らかい打感を追求した。
「118」はマッスルバック形状で、7番以降のヘッドサイズが小さく、操作性がよくラフからでも抜けがよい上級者向きのモデル。「518」はヘッド中央には比重の軽いチタン、ソール側には比重の重いタングステンを装着し、ほどよいやさしさを演出した。「ミズノプロ918」はトウ側とヒール側の上下4隅に重量をもってくることで、慣性モーメントをアップ。フェース部には強度の高い軟鉄ボロン鋼を採用し、ヘッド全体をたわませることで高い反発性能を得たとのことだ。
価格はアイアン1本、税抜1万9000円(税込2万520円)。装着シャフトにより価格が変わる。問い合わせはミズノお客様相談センター 0120-320-799。