スリクソンのウエア デサントがデザインへ
2015/04/02 17:02
ダンロップスポーツ(木滑和生社長、本社神戸市中央区)とデサント(石本雅敏社長、本社大阪市天王寺区)は2日(木)、ダンロップスポーツの「スリクソン」ブランドのゴルフアパレルについて、2016年春夏モデルからデサントが商品開発や生産を行う業務提携を結んだと発表した。
ダンロップスポーツが展開する「ゼクシオ」と「クリーブランド」ブランドのゴルフウエアは縮小し、「スリクソン by デサント」に一本化する方向で進める。16年のシーズン途中から、松山英樹選手らが新しいデザインのウエアに身を包むことになりそうだ。
両社は東京都内で記者会見を開き、ダンロップスポーツの木滑社長は「これまでウエアの企画、開発の部分で力がなかった。今回の業務提携により、スリクソンのブランド価値は間違いなく上がる」と強調した。
デサントの石本社長は「ゴルフギアのトップメーカーとゴルフウエアのNo.1企業が提携し、デサントの得意とするデザインの企画開発力でウエアでもスリクソンのブランド価値を高めたい。ゴルフウエア市場で、当社は圧倒的な一番を狙う」と話した。
スリクソンのゴルフアパレルの国内売上高は現在、20数億円とみられ、市場シェアは1.5%程度。これを18年時点で売上高40億円、シェア3%まで引き上げることを目指す。今回の提携は国内に限られるが、将来的には海外市場での連携も視野に入れる。