新MPは名器の踏襲
ミズノは10月18日、新シリーズの『MP』(ドライバー、アイアン、ウエッジ、パター)を発売する。こだわりの打感と伝統的な形状がウリの『MP』だが、今回の新モデルは名器の踏襲がひとつのテーマとなっているようだ。
ドライバー『MPクラフト513』は、名器『300S』や『クラフト425』の血統を受け継ぐウッド。前作『MP H4』よりカップフェースの面積を上下方向に拡大して、フェース上部でのヒット時におけるエネルギーロスを抑制。飛距離性能を高めている。また『H4』同様、インナーウエイトをフェース近くに配置したパワーバージョンと、フェース寄りに配置したノーマルバージョンバージョンを用意。前者は浅重心でスピン量を抑え中弾道を、後者は深重心で高打ち出しを実現している。
アイアンは2機種発売。マッスルバックの『MP-4』とキャビティモデルの『MP-54』がそれだ。『MP-4』は、名器といわれた『MP-33』や『MP-37』の瀬角を受け継ぐ完全マッスルバック。現在ラインアップするマッスルバックは『MP-69』のみで、マッスル好きには垂涎のアイテムとなるはずだ。
形状的には、同社契約ルーク・ドナルド監修の『MP-64』のソール形状を採用。さらに、『MP-69』と比較してオフセットが少なく、ソール幅は広い。加えて、トップエッジ厚がMP史上で一番薄いアイアンに仕上がっている。もちろん、"打感は音"という同社ならではの「ハーモテックインパクトテクノロジー」設計を採用。打音の周波数を設定し、澄んだインパクト音で心地よい打感を追求しているという。
一方の『MP-54』は、上級者の求めるやさしさと柔らかい打感を実現したアンダーキャビティバッグモデル。最大の特徴はMPでは最大となる慣性モーメント。そして、キャビティのフレームとインパクトエリアのマッスル部を肉厚にすることで、深い重心とソリッドな打感を体感できるモデルになっているという。また、MP史上最もストロングロフトのアイアン。打感と飛距離を兼ね備えている。
『MP-R4』は日本人好みのラウンド形状ウエッジ。『MP-R12』のヌケの良さやスピン性能を踏襲しながら、ロフト別のソールグラインドを施した。また、バックフェースの上下部に部分肉厚を施して、上下方向の慣性モーメントを拡大。様々なラフからのショットで、フェース全面を使用しても距離が安定するデザインを採用している。メディア向け試打会でも最も評価の高かったクラブとなった。
尚、動画は8月上旬に行われたメディア向け試打会を収録した。
問い合わせはミズノへ、0120-320-799。