練習場とゴルフ場の架け橋に!最新のゴルフシミュレーター事情
8月31日、ゴルフシミュレーターのGOLFZONは、「Shonan Golf Resort」にて、「メディア杯」と「内覧会」を開催した。昨今の石川遼や宮里藍の活躍により、20~30代でゴルフを始める人は増えているが、練習場止まりでコースデビューをしていないゴルファーが多い。この問題を解決すべく、本番さながらのシミュレーターを通じて、練習場とゴルフ場を繋ぐ架け橋役になれればと、同社は考える。
実際に9ホールをラウンドしてみて感じたことは、3年前と比べてシミュレーターは確実に進化していたことだった。独自の弾道解析技術でスクリーンに表示されるまでのレスポンスが早くなったことで、実際に自分の弾道を目で追うことができ、可動式のスイングプレートを設置することで、前後左右に傾き本物に近いライを体感できる。つまり、ヘッドアップや傾斜によるミスを経験でき、本番さながらの練習ができるのだ。また、国内外の有名ゴルフコースが100以上あり、月に2コース以上のペースでアップデートされている。
シミュレーターはグループレッスンにおいても効果を発揮し、レッスンプロが見ていない時間はシミュレーターが、スイング動画や弾道結果を数値で計測してくれるため、受講者の満足度が高いとのこと。今後は同社の会員を通じて、定期的にゴルフコンペを開催し、クラス分けを行うことで、多くのゴルファーに競技の楽しさを知ってもらおうと展開する。
現在、GOLFZONは全国で300台ほど設置されているが、2015年には2000台を設置することを目標に掲げている。
ゴルフバーにてゲーム感覚で体験 → 練習場にてレッスンを始める → シミュレーターで模擬ラウンドを行う → ゴルフ場にデビュー
といった流れが確立すれば、初心者にとって「ゴルフ場デビュー」の敷居も下がっていくだろう。
なお、取材先の「Shonan Golf Resort」は、神奈川県藤沢市にある江の島のすぐ近く。湘南の海を見ながらリゾート気分でゴルフが楽しめる。(編集部/宮田卓磨)
取材場所:Shonan Golf Resort(湘南ゴルフリゾート)
http://shonangolfresort.com/