ギアニュース

「飛距離と品質」「力強さと躍動感」がテーマのS‐YARD誕生

2010/11/22 18:30

セイコースポーツライフは12月下旬より、さらなる飛距離を求めるベテランゴルファーに向けて開発した『X‐Lite』シリーズをフルラインアップで投入する。

『X‐Lite』ドライバー(9万2400円)は総重量270g、シャフト重量40g(いずれもR1)の新発想軽量ドライバー。

同製品は、ゴルファーのヘッドスピードを上げるためにヘッド、シャフト、グリップの個々の重量を最適軽量化し、ボールを遠くに飛ばす性能を損なうことなく、ベテランゴルファーのスイング特性に最適なクラブバランスを目指し開発されたモデル。

特に、今回採用された40gの7軸テクノロジーシャフト(R1)は、スイングバランスC7を保ちつつ、総重量270gを実現。スイング中の無駄なクラブの動きを抑制し、トップからインパクトに向けて自然にヘッドを走らせ、ミート率を損なうことなくヘッドスピードのアップを可能にしたという。このオリジナルシャフトで加速したクラブの動きを生かすように、クラブヘッドのターンを重視した新発想のヘッドを採用。ケミカルミリングを活用し、クラウンとトウから13g以上セーブした重量をソール後方ヒール側の「デルタゾーン」周辺に再配分。ソールとヒール側の剛性を高めたという。

また、重心距離を短めに、一方重心深度は深くなり過ぎないよう設計することで、ヘッドが返りやすく吹き上がりを抑えた強弾道を実現。

クラウン部には、構えやすさにこだわった「クレセント」デザインを採用。ブラックカラーのクラウンに特徴的な「クレセント(三日月)」デザインが施されているという。これは大型ヘッド特有のアドレス時の〝鈍さ〟を解消したもので、460cm3という大きさを維持しながら、シャープさを感じさせ、スイングの始動をやさしくしてくれるというもの。

ヘッドのソール部には、独特な表情を持つ『S‐YARD』初の結晶塗装を使用。カラーは情熱を掻き立てるバーガンディカラーで、シャフトのゴールドとバーガンディの塗装が力強くアグレッシブなスイングをイメージさせてくれるとのこと。

さらに、グリップには衝撃吸収グリップ「ABRラバーソフト」を採用。やわらかなフィーリングが特長で、インパクト時の衝撃を吸収し、オフセンターヒット時のグリップの緩みを抑えパワーロスを防ぐという。

また、同ドライバーとのマッチングを重視し、テクノロジーを踏襲した『X‐Lite』フェアウェイウッド(6万3000円)は、剛性に優れたフルチタンボディ設計で、フェース部に反発性の優れたベータ型チタン合金「SAT2041」を採用。ヘッド内部には、ヒール側を中心にタングステンウエイトを配置し、重心距離を短くかつ低重心に設計。ヘッドスピードが不足がちなベテランゴルファーでも楽にヘッドをターンさせ、ボールを高く上げることが可能だという。

ヘッドの仕上げはゴールドIP加工となっており、高級感を演出している。

『X‐Lite』アイアン(4本セット、#7~PW/11万880円)は、ヘッドスピードが十分に上がりきらないゴルファーでも楽にボールを上げてピンを狙うための機能を凝縮した、高性能軽量アイアン。ワイドソール&ポケットキャビティ形状による低重心化で高弾道、ボールコントロール性能の向上を実現。

ソール後方部に段差を設けた「デュアルプラットフォームソール」は、ワイドソールアイアンで起こりがちなダフリ、トップを防いでくれるという。

ベテランゴルファーのことを考え抜いてつくられた同シリーズは、〝力強さと躍動感〟を思い出させてくれそうな人気モデルになりそう。

なお、動画ニュースでは11月中旬に開催された新製品発表会の模様を収録した。

問い合わせはセイコースポーツライフへ、0120~099~301。