全米女子OP明けの余波・・・疲れ、自信、紛失!?
2011/07/14 18:18
先週の海外メジャー「全米女子オープン」は、長い歴史をたどってもまれに見る過酷なものだった。初日から連日の雷雨に見舞われるサスペンデッド続き。日を重ねても進行の遅れを解消できないまま、決着は翌週月曜日にまでずれ込んだ。
横峯さくら、諸見里しのぶ、野村敏京の3人は、その煽(あお)りを受けながらも予選突破。横峯と諸見里は2日目と最終日に36ホールをラウンド、野村も最終日に36ホールをラウンドするなど、長い、長い4日間を戦い抜いた。
その3人はそろって、翌週の国内ツアー「スタンレーレディス」に出場。16日(木)のプロアマ戦にそろって出場し、「やっぱり眠いし、(疲れは)残っていると思う」(横峯)、「大丈夫だと思うけど、少しめまいがするので今日はゆっくり休みたい」(野村)と、疲労を正直に口にする。その一方で諸見里は「体調はいい。(渡米前の)2週間でトレーニングをして臨んだので、体力がついたと思う。(国内ツアー)後半戦に向けて自信になった」と、2人とは逆の反応。今週のプレーにどのような影響を与えるのか、注目したいところだ。
ちょっと番外編になるが、ある“被害”を受けたのが、同じく4日間を戦った全美貞。米国から韓国経由で日本に戻ったものの、キャディバッグが韓国で一時紛失。この日のプロアマ戦は“クラブ一時紛失のため”という見慣れない理由により欠場する羽目となった。明日からの本戦には出場できる見込みだが、これも先週の過酷さの名残か・・・。【静岡県裾野市/塚田達也】
■ 塚田達也(つかだたつや) プロフィール
1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。