師匠とラッキーカラーが導いた24パット<服部真夕>
2010/10/29 19:11
服部真夕にとって、「樋口久子IDC大塚家具レディス」は08年にツアー初勝利を飾った思い入れの深いトーナメント。昨年大会も優勝争いを演じるなど、コースとの相性は抜群だ。「良いイメージでできている」と、その相性は今年も継続。5バーディ、1ボギーの「68」をマークし、首位タイで初日を終える絶好のスタートを切った。
その支えとなっているのが好調なパッティングだ。最終18番では、カラーから7メートルを沈めてバーディフィニッシュ。この日24パットという数字も、ラウンドを通して冴え渡ったパットの好調さを物語っている。
だが、ここ最近は「短いのを外したりしていた」と、パットに不安を覚えていたという。ここで、師匠である岡本綾子の「気分転換にグリップを交換してみたら?」という助言が効いた。換えたのは、先週の2日目から。「グリップを交換してからパットが良い。先週の最終日もかなり良かったし、フィットする感じが良い」と絶賛。カラーも「好きな色」という赤に施した。
昨年のシーズン終盤からは、最終日のウェアも赤に統一しているという。2日後の最終日、赤に包まれた服部がどのポジションで最終18番グリーンを迎えるか。今年も、最後まで目の離せない存在となりそうだ。(編集部:塚田達也)
■ 塚田達也(つかだたつや) プロフィール
1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。