2010年 サイバーエージェント レディスゴルフトーナメント

「難しい・・・」 一番の強敵は世界の名匠!?

2010/04/29 19:10
古閑美保も「井上誠一さんの特徴的なコース」と表現。難コースの攻め方も今週の見所となりそうだ

今週開催の「サイバーエージェントレディス」の舞台である鶴舞CCは、世界的なコース設計家として名高い井上誠一氏の設計。加えて、鶴舞での女子ツアー開催は今回が初めてとあり、ラウンド経験の無い選手がほとんど。プロアマ戦を終えた選手からは、口々に「難しい」という声が溢れ出た。

井上氏の設計と聞いて思い浮かぶのは、ホールの所々に巧妙な罠が潜むコースレイアウトだ。ティショットの落とし所によりセカンド地点からの景色がガラリと変わり、その先には砲台グリーンが待ち受ける・・・。初めてラウンドするという有村智恵も「実際に回ると、コースメモで見る印象とはぜんぜん違う」と第一印象を口にする。

同じくラウンド経験の無い古閑美保は「井上誠一さんの設計が思い切り出ているコースだと思う。(ショットで)広い方に逃げるとバーディは獲れないし、狭い方を狙って外してしまうとボギーになる」と解説。「私は基本的にあまり攻めないので、安全に行きます」とのプランを掲げていた。

「ラフを伸ばせば、メジャー並のセッティング」と諸見里しのぶが評せば、2週連続優勝がかかる服部真夕も「ティショットで狙った所を狙わないとセカンドが難しい。グリーンも砲台で難しい印象がある」と、やはり一様の反応を見せる。総じて、今週はショットメーカーが活躍を見せるのか、ショートゲームに秀でた選手が有利となるのか。今週は空の上から、井上誠一氏の「さて、どう攻めるのかな」という呟きが聞こえてきそうだ。(編集部:塚田達也)

■ 塚田達也(つかだたつや) プロフィール

1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。

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